1歳、4歳の子どもがいるわが家では、子どもには本好きになってほしくて、毎日絵本の読み聞かせをしています。
絵本の読み聞かせは、具体的にどんないいことがあるかご存じですか?
この記事を書くまで、私はなんとなくしかイメージができていませんでした。
今回、実際にどんな効果があるのか、調べてまとめてみました!
子どもに読み聞かせをしているという方は、ぜひ読んでみてくださいね。
絵本の読み聞かせの7つの効果
子どもの頃から絵本を読み聞かせていると、以下のような効果があると言われています。
- 本好きになる
- 言語能力とコミュニケーション能力の向上
- 想像力が育まれ感情豊かになる
- 集中力が上がる
- 好奇心が高まる
- 記憶力が向上する
- 親子の絆が強化され、自己効力感が上がり心が安定する
ひとつずつ紹介します。
①本好きな子どもになる
絵本を読み聞かせる習慣があると、本が好きになる傾向が強いです。
わが家でも上の子が0歳の頃から読み聞かせをしていますが、絵本が大好きです。
4歳になった今では、寝る前に絵本を読まないと大泣きして抗議してきます。
②言語能力とコミュニケーション能力の向上
言葉に触れる機会が増えるため、知っている言葉や表現が増えます。
つまり、言語能力が高まります。
言語能力が高いと、人の話をしっかり理解できるようになり、自分の気持ちや考えを発信する力も身につくので、コミュニケーション能力の向上も期待できます。
「その言い回し、どこで覚えたんだろう・・・?」って思っていると、たいてい絵本からだったりします。
③想像力が育まれ感情豊かになる
絵本を読んでいると、登場人物と一緒に喜んだり怒ったり、悲しんだりなどさまざまな感情を疑似体験することができますよね。
いろいろな感情に触れることで、子どもは自分が感じている気持ちがどのようなものかがわかるようになり、感情表現をしやすくなります。
④集中力が上がる
そもそも子どもの集中持続時間は、大人の思っている以上に短いです。
集中できる時間は幼児期で年齢+1分程度、小学生でも15分程度と言われています。
初めはなかなか静かに読み聞かせを聞いていられない子も、読み聞かせを続けることで集中できるようになります。
今は延々と本を読みたがるうちの子も、昔は2ページ目で離脱してどこかへ行ってしまっていました。
⑤好奇心が高まる
読み聞かせを続けると、絵本を通じていろいろなものや出来事に触れることができます。
そうして少しでも「知っている」ことが増えてくると、日常のなかで出会う多くの物事も興味深く感じられるようになります。
物事の知識や理解をもっと深めたい、または知りたい、という欲求である知的好奇心は、子供の成長にとってはとても大切なもので、学習にも良い影響を与えてくれる存在です。
⑥記憶力が向上する
人の脳はさまざまな情報が重なることによってより強く記憶できるという仕組みを持っています。
絵本の読み聞かせは、子どもに「文字」と「声」と「絵」という3つの情報を与えて脳を刺激するため、子どもの記憶力を向上させる効果があるそうです。
⑦親子の絆が強化され、自己効力感が上がり心が安定する
家庭で絵本の読み聞かせをすることは、親子のスキンシップの時間にもなります。
親子のふれあいにより「オキシトシン」というホルモンが親子ともに脳から分泌され、心を安定させたり親子の絆を強めると言われています。
親子の絆が深まることは、自己肯定感を上げることにつながります。
また、絵本を読むことはストレス軽減にも効果があり、親子ともにストレスが軽減したという研究もあるようです。
毎日本を読むことは日々のストレス対策にもなってます。
効果的な読み聞かせのポイント
読み聞かせをするときのポイントは次のとおりです。
- 大人も子供も楽しむこと
- 読むことに集中すること
- 子どもの反応を見ながらペースを合わす(強制しない)こと
- 最後まで読み切ること→最後まで聞けたことを思いっきりほめる
- 習慣化すること
無理をせず、5分でも10分でも、親子で楽しむことを一番に読み聞かせをするのが良さそうですね。
わが家では、寝る前に寝室で読み聞かせをしています。
場所や時間を決めると習慣化しやすいです。
効果的な読み方は?
絵本を読み聞かせるときは、スピードや読み方に気をつけるとさらに効果的です。
読むスピード
読むスピードは、ゆっくりすぎないことが重要だそうです。なぜかというと、ゆっくりすぎると集中力が続かずに子どもが退屈してしまうから。
程よいスピードを意識して・・・って、難しいですよね。スピードは特に意識せず、普通に読むのが一番しっくりくる気がします。
読み方に変化をつける
絵本にもよりますが、ときどき強弱をつけたり、間をとったり絵本を揺らしたりしながら読むことで楽しさが増します。
逆にアドリブを入れすぎたりオーバー過ぎたりすると、絵本に集中できなくなってしまうので注意が必要です。
ほどほどが大事です。
読み聞かせはいつからいつまで?
読み聞かせをする時期に、正解はありません。
早すぎる、遅すぎるということはないので、始めたいと思ったタイミングで良いそうです。
とはいえ0歳の赤ちゃんに絵本を読み聞かせても、期待したような反応が返ってこないかもしれません。
それでも、絵本の絵や色彩を見ることで脳に刺激を与え、親とのスキンシップによるリラックス効果があると言われています。
また、子どもが小学生になり文字が読めるようになってきても、読み聞かせはでストーリーに集中するのを助けたり、親子のスキンシップになったりメリットがあるため、小学校中学年くらいまで続けることが良いようです。
読み聞かせする本の選び方
絵本を選ぶポイントはあるのでしょうか?
わたしは上の子が0歳の時に、難易度の高すぎる絵本を買ってきて失敗した経験があります。
年齢別に選ぶポイントなどをまとめてみました。
0歳
月齢の低い赤ちゃんは、まだ目が発達していないため、淡い色は認識しずらいです。
0歳児が認識できる色は白・黒・赤の3色です。絵本を選ぶときはこの3色を使ったはっきりした色合いの絵本を選ぶのがポイントです。
また、擬音語や擬態語、言葉の繰り返しなど、聞いていてもリズムや音が楽しい絵本を選べば一緒に楽しめます。
1〜2歳
言語が著しく発達する時期です。子どもが知っている身近な物が出てくる絵本を選ぶと楽しめるし、どんどん言葉を覚えていくきっかけにもなります。
子どもの成長にあわせて、少しずつストーリーを重視した絵本を取り入れていくと、だんだんと物語が把握できるようになってきます。
同じような展開が繰り返される内容の絵本や、めくるのが楽しくなるような絵本を選ぶのがおすすめです。
3歳〜
ストーリーが楽しめるようになってきたら、少し長めの物語にも挑戦してみるのもおすすめです。
興味のあるジャンルがはっきりしてきたりするので、図鑑のような少しマニアックな知識が得られるような絵本も一緒に読むと楽しいです。
まとめ 読み聞かせの効果は期待以上!
今回は、子どもへの読み聞かせについてわたしが日頃から思っていた「具体的な効果はなに?」という疑問をもとに調べてまとめてみました。
読み聞かせをすると、言語能力だけでなく、記憶力や好奇心向上にもつながり、さらには親子の絆を深めつつストレス軽減までしてくれることが分かっています。
ぜひお子さんと楽しみながら絵本に触れる機会を作ってみてくださいね。
絵本を読むのが苦手な方には、ボタンを押すと音や光が楽しめる「音の出る絵本」もおすすめです。
記事にまとめているのでよければ読んでみてくださいね。